ブログ


汚れとの向き合い方雑感~浴室クリーニングを例に。

以前の記事(≫汚れ落としは科学の世界!?~vsシリカスケール)で汚れ落としの探求について書きましたが、実際の現場では汚れとどうやって向き合うの?という話をつらつら思うことを書きたいと思います。(‘-‘*)

 

まずは文章ばかりもなになので、劇的ビフォーアフターをどうぞ。

Before

After

 

スタッフの間で、「浴室クリーニングが一番難しい」というのが合言葉のようにあります。なぜなら汚れの種類も違えば、お宅によって使われる素材も異なるからです。その組み合わせを考えると、同じシチュエーションに出会うことはないと言っても過言ではありません。百ヶ所掃除したら、百通りの浴室クリーニングがあるのです。一番難しいと言われる所以ですね。

 

ならば、経験を積むと素早く確実に汚れを落とせるのか?と聞かれたら、私の考えでは答えはイエスでもありノーでもあります。経験を積む、というのはまず落とせるパターンを増やすこと。前の記事にある社長のあくなき探究心はここにあるわけです。

いわゆる手札を増やすのも簡単ではないのですが、では手札が増えたからと言って、それを的確に判断して使えるかどうかが一番肝心であり経験値が物を言う部分だと思います。

 

水垢を一発で見分けて最適な洗剤を使えるか?私は正直、自信はありません。ただ、精度は昔よりはずっと上がっていると思います。落とせる持ち札と精度をあげること、けれども、出会う汚れは一度として同じものが無いこと。変な言い方かもしれませんが、同じ浴室に二度出会うことはないのだから、常に過信してはいけないと思って臨んでいます。

 

一番強い洗剤を使えば簡単なのでは?と思われるかもしれませんが、強い洗剤(道具も)ほどリスクが伴います。弱めの洗剤できれいに落とせるなら、それがベストな選択肢だと私は思っています。

 

薄々お分かりかとは思いますが、これだけ語れるというのは「難しさ」=「面白さ」なんですね。だから、強い汚れに出会うほどワクワクします。お客様は申し訳なさそうにされますが、まったくお気になさらず!と言いたいです。

 

ただ、実際の作業となると、時間的制約や素材の経年劣化(変色・シミ)など別の要素が絡んでくるので、なかなか純粋に汚れと向き合うというのが難しかったりします。だからといってマイナスな要素では決してなく。ゲームではないですが、レベリングみたいなものです(笑) 条件が厳しいほど試行錯誤して燃えますし、それだけ腕も上がると思って日々向き合っています(^-^)

 

 

 

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2020 株式会社 シュロの木. All rights Reserved.